父方祖母の家は古い長屋風の造りでとても寒かったのですが
2階の祖母が座る定位置には、テーブルのような長火鉢が置かれており
火鉢で温められた鉄瓶の湯気がシュンシュンと静かに聞こえておりました。
その空間の心地好い事。
疎遠になってしまった今も、その部屋の印象は強く残っております。
そして火鉢に憧れ、いつか手に入れようと探すようになったのです。
探して分かったのは、インテリアとしても人気の高い陶器製の火鉢はとにかく高い事。
そして状態の良い火鉢がなかなか無く、あってもやはりお高い事。
気長に納得するものが見つかるまで3年……
ようやく見つけたのがこの真鍮製の火鉢です。
見た目が地味な点と大きさが、破格の安さの理由かと思います。
灰の状態も綺麗で、ふるいで上部を手入れしたら問題無く使えました。
元の持ち主さんに感謝です。
今現在、雪が降る寒さになってからはストーブと併用していますが、日中は灯油節約して火鉢の炭で過ごしています。
勿論火鉢だけで部屋全体暖かくなる訳ではないのですが、
炭火の様子を弄りつつ熱を感じていると、じんわり暖かさが上半身に伝わってきます。
味噌汁や煮物の鍋を保温したりも出来るので、狭い台所の我が家では活躍中です。
炭も極端に安くはないので、まぁ贅沢というかマニアックというか……
あまり共感されない品かも知れません
暖房費が悩ましい冬、節約の憂鬱を炭火で癒します
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